インサガ ドロップ将を振り返る その1
今回は過去のイベントドロップ将について当時のイベント雑感と共に振り返ってみたいと思います
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今回分はクジンシー・ボクオーン・ロックブーケ・スービエ・ダンターグ・ノエル・ワグナス・ファランギース・アルスラーン・ジャミル・ホーク・クローディア・バーバラです
サービスイン直後のしょっぱなのイベントが七英雄ということで大いに盛り上がったのを覚えています
がそれと同時にこの頃は完全なるインペリアル・クソゲー仕様全開でしたので七英雄くらいインパクトのあるキャラクターを登場させなければ今以上に人が離れていたかと思います
特にほぼ初期仕様のままの前半戦はクジンシーの即死がどうしようもなくリスキーでまた後半戦のダンターグも設定ミスしたまま(おそらく味方側の技威力のままの)活殺獣神衝で詫びクラウンが配布されたりとどうしてもインクソ時代の思い出が先に来ますね
また七英雄イベント終了後にコマンダーが実装されましたがその頃はコマンダーがどういったものか明らかになっておらず「リーダーのワグナスには強力なコマンダースキルが付くのではないか」など憶測も飛び交いましたが…結局のところワグナスが一番コマンダーが使い物になりませんでしたね…
クジンシー:313/20/24/29/大剣/闇
補助術が使い物にならなかった当時としては単なる攻撃力の低い大剣使いですので用途がありませんでしたが現在から見ると素早いダークソード使いとして有用ですね
嫌われ者の割には味方へのサポートが便利というよく分からない奴です
ただ闇しか使えず攻撃力も低いためダークソード後の偶数ターンにやることがない欠点がありますが…強いて挙げるならペインでスタンを狙うくらい?
ボクオーン:304/29/25/25/棍棒
攻撃寄りながらも概ねバランス型の棍棒使いですね
HPは低いですが3値は高く充分な攻撃力から繰り出されるグランドスラムにお世話になったプレイヤーも多いでしょう
策士なのに七英雄の中で最も物理攻撃に優れたよく分からないステータス配分ですが分岐を考えなければ王帝に混じってグラスラで十分活躍できる凄まじい性能を備えていました
ボクオーンを入手できたかどうかでその後の難度ががらりと変わると言われたほどです
もちろん現在の環境から見ても全ての将の中でもトップクラスの使い勝手でしょう
ロックブーケ:281/19/21/31/斧/風闇/術士
当時としては評価の低い術士ですが戦力的価値よりもキャラクターへの魅力を感じ彼女を入手するまで中級を何百と回したプレイヤーは数多いことでしょう
速偏重の術士でHPも防御も低いと脆くはあるものの戦将トップクラスのすばやさから支援役としての幅広い活躍が見込めます
ただ将の術士の宿命として術で火力を出すのはちょっと厳しいかも知れませんね(術適性の低さに加えて将が主戦力になるケースは大抵において上位術が使えないので)
なおロックブーケはコマンダースキルが「男性の術適性+5」とかなり有用ですので場合によっては王帝が揃った後も術メインで組む場合はコマンダー将ブーケという構成も充分通用します
スービエ:24/28/18/槍/水
「難しいことはよく分からん」とどうしてそこで区切ったという台詞が印象的なスービエですが3値が控え目な代わりにHPが高く将としてはかなりの頑強さを持ちます
攻撃力も低いというほど低くもなく攻撃にも参加させられますが術適性が水のみのため攻撃面も補助面も中途半端なのが悲しいところです
ダンターグ:317/30/23/19/槍/土
脳筋ではありますが攻撃力はボクオーンと1しか差がなく3値のバランスも悪く武器も槍と扱いづらい点が多々あります(もっとも数値上は1しか変わらなくとも3値の偏り方は攻重視なのでボクオーンと比べて攻撃力が伸び易い利点もありますが)
そして脳筋のくせに土術が使えるため補助術には困らないというよく分からない脳筋です
コマンダー能力も「古代人の攻+3」ですので将七英雄を主戦力とする場合はコマンダーはダンターグが鉄板とされ脳筋の癖に参謀役と支援役で活躍するやっぱりよく分からない脳筋です
ノエル:300/27/26/27/剣
実装当時は戦ユリアンの完全上位互換と持て囃されたバランス型の剣将です
術が使えずHPも低いものの3値合計は80と王に迫る値で将の中で3値最強という凄まじいポテンシャルを秘めています
…が現実はバランス型ゆえに全ての能力が満遍なく上がり中途半端になってしまったり見事に防速に偏り攻が40に届かなかったりとバランス型の育成についてノエルを通じて痛感したプレイヤーも多数いたことでしょう
もちろんうまい具合に攻撃力に偏ってくれればこの上ない戦力となってくれますし将メインでは速い段階で習得可能な残像剣で活躍でき上の難度に移ってもつむじ風で要所要所での火力を担えるなど現時点から見ても強い将と言えます
ワグナス:289/19/25/25/体術/火光/術士
宮魔男に似た防=速の術士ですが術が火光のため支援をさせるには不十分です
基本的に術士は光さえあれば太陽風とスターフィクサーで活躍できるのですが将の術適性でしかも術開発が進んでいない環境下では運用は難しいところです
一応ムーングロウが使えるので術帝や英知などが揃っていない場合での術士パーティを組む際には使えますがその場合はワグナスである必要性は薄いという悲しみを背負っています
コマンダーも「古代人の術適性+5」というブーケの完全下位互換かつ七英雄パーティ以外に全くつぶしが利かない代物ですのでリーダーシップに疑問が残ります
せめて実装時点で術ダメージ計算式が現行のものになっていれば比較的早い段階からヒートウェイブなどでの殲滅役が担えたかも知れませんが…
アルスラーン戦記コラボ
イベントストーリーも何もなくボスも通常の上位ランクのモンスターのみというやる気が危ぶまれるコラボイベントでした
ファランギース:308/26/22/30/体術
速攻型の体術と今見ると悪くない性能をしていますが実装当時は練気掌がなく「体術という時点でハズレ」という風潮が強く「記念に1人くらい持っておくか」程度にしか思っていなかった方も多かったと思います
今から見ると速攻型で練気掌もあり分岐で使い易くボス戦もサブミッションが狙えるとかなり有用なステータスですね
全体技ひとつで家臣の評価が大きく覆る好例ではないでしょうか
アルスラーン:312/26/23/28/剣
厳密にはドロップ将ではなくイベント期間ログインボーナス将なのですが一応触れておきます
やや速攻に偏ってはいるものの概ねバランス型で性能としてはノエルに近いですがノエルと比べると僅かに頼りない感じです
もちろんイベント期間中に必ず手に入る将で序盤に活躍が見込める剣なこともありノエルが手に入らなかったプレイヤーにとっては十分主戦力として活躍できたのではないでしょうか
あるいはノエルより速攻に偏り易いので場合によっては残念成長を遂げたノエルよりもよっぽど強いという場合もありそうです
破壊と憎悪の臣! 四天王!
七英雄イベントでは七英雄が家臣になっただけに四天王自身が家臣になるのを心のどこかで期待していたのですがそんなこともありませんでした
復刻版ではサルーイン戦が追加されるなど(当時としては)新たな難度をプレイヤーに見せ付けました(復刻七英雄もですが)
ジャミル:281/21/20/30/斧/水闇/術士
将ロックブーケと似通った性能で術属性が風から水に変わった点を除けばほぼブーケとの相互互換と言える性能です
ただブーケと同様に実装当時は術士や補助術の存在価値がほとんど無きに等しい状況だったため積極的に使おうと言う気にはなれませんでした
今から見るとブーケ同様の速度型の支援役として運用できますし水のため元気や毒消しもあり補助メインの立ち回りではブーケ以上に活躍できるでしょう
ホーク:305/21/24/30/棍棒/水風
インサガでホークがホモ扱いされてるのはこの将イラストで頬を染めているように見えているせいかと思います
俺は~男が好き~♪
攻撃力が低く高いのはすばやさだけで術属性も水風で補助に不十分という非常に不遇と言わざるを得ない性能ですね…もちろん同じステータス比率の戦ホーク・帝ホークも同様です
次の試練で帝ホークに奥義が来るようですがどんな性能の奥義ならばホークへの救済足りうるのかちょっと疑問が残ります
もし将ホークを運用するのであれば骨砕きに専念させるくらいしか用途が浮かびません
クローディア:305/26/22/27/体術/水土
ステータスとしては将ファランギースの速を丸めて水土を使えるようにしたイメージです
やはり当時としては術の利用価値がなく体術として見ても練気掌がないためファランギースともどもハズレ扱いされがちでしたが…
今ならばファランギース同様の速攻型の運用に加えて土による支援が可能ですので攻撃にも支援にも使え活躍の場という意味では凄まじく広範な家臣です
体術の練気掌追加・試練の高耐久高火力ボスへのサブミッションの評価・補助術の効果見直しと凄まじい追い風を得て「とりあえず記念」どころか将クローディアがいれば大抵の状況に対応可能という大変おいしいポジションに落ち着いたかと思います
バーバラ:297/24/29/24/弓/火風
実装当時は貴重な弓キャラとして「攻撃さえ伸びてくれればエース」と目されていたかと思います
もちろん現実は防型なので攻が伸びず大抵は悲しい成長結果に涙することの方が圧倒的多数でしたが
ただ当時の評価としては他の将が「ジャミル=すばやさしか取り柄なし」「ホーク=ジャミルと同様」「クローディア=全体技なしでファランギースの劣化版」といった具合だったため自ずと「バーバラ=攻さえ伸びればエース運用可能」となり4人の中ではバーバラ狙いのプレイヤーが多かったように思えます
(バーバラが歓迎されたのは攻24でも充分なくらい弓家臣の攻撃力が低いキャラばかりだったという点が大きいです…何せ当時の攻撃力最強の弓王がダウドの26でしたから)
攻撃力の高い弓家臣が多数追加された現在から見ると攻撃力が今一つで使いどころに困りそうですが…イド・ブレイクと2色ウェポンに活路を見出すくらいでしょうか?(イドブレと2色ウェポンくらいしか活躍の場がなさそうな点は王ダウドによく似ています)
なお将の基礎HPと持ち点から防御特化として耐久力に期待するのはご無体な話なので防御力の高さはさして評価点にならないかと思います
いったんここで区切ります
当時としてはハズレ扱いだった体術将の評価が覆ったり当時は主戦力として期待されていながらも実際に育成してみると残念だったり補助術で運用方法が増えたりなど様々な歴史が刻まれているようで過去を振り返るのも意外な発見があって面白いです