インサガ ドロップ将を振り返る その4
さて今回もイベント将を振り返る後ろ向きな記事となります
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ルージュ・ネーベルスタン・教授です
グラディウス出動! 失踪事件の謎を追え!
ボスの麒麟が初手自己バフという特殊な戦闘スタイルでした
ただでさえ素早いのに麒麟の歌で速・術UPし先制して聖歌で全体大ダメージを与えて来るのでなかなか手強く先制用に初めてハードファイアや活殺獣神衝を使ったという方もいるのではないでしょうか(イド・ブレイクを決められればベストだとは思いますが)
またグラディウスの面々が全て帝で実装され完全に王というレアリティが開発に見限られた時期に当たります
イベントクエストも本編エッグルートと繋がるおまけエピローグが語られKilling Deathなどネタ成分も含め読み応えのある内容でした(ライターのベニー松山氏いわく「筆が滑りエピローグまで書いた」とのこと)
ルージュ:281/19/24/28/棍棒/火土闇/術士
術士としてほぼ完成された速防型のステータスをしており術属性が3つあるので支援をやらせるには十分過ぎます
闇のダークソードと土の金剛力がバッティングしており無駄に思えますがダークソードの方が金剛力よりも早い段階で開発可能のため土のみの術士よりも早く攻防バフが使えるようになります
またダークソードと同時期にクラックも開発可能となるため場合によっては範囲火力としても運用してもよさそうです
コマンダー能力が「将の術適性+5」のため仮に術開発が進んでいる状態で将術士を活躍させる場合には活用できるかと思います(と言っても火力自体は物理将ほど伸びませんが)
運用の幅が広いのですが一方で技術欄が足りずに結局3属性の利点を活かしきれない可能性もあります
ただ「土のみの術士よりも早く攻UPが習得可能」「闇のみにはない防UPが使える」という2点が優れた特性であることを鑑みるに「ダクソとストーンスキンを交互にかける」という役どころが安定しそうですね
なお将術士の火力についてですが現実的な範囲では以下になるかと思います(術開発・装備作成グレード7として)
基礎術適性38 + ルージュコマンダー5 + 賢人のペンダント15 = 合計術適性58
威力 304 (フレイムウィップ/クラック/ソーンバインド)
基本値: 術適性 × 威力 × 6% → 58 × 304 × 6% ≒ 1057
ボーナス倍率: (術適性 - 25) × 0.8% → (58 - 25) × 0.8% ≒ 26.4%
最終ダメージ: 基本値 × (100% + ボーナス倍率) → 1057 × 126.4% ≒ 1337
※「術適性が25を上回ったら1ごとに0.8%増加(最大40%増)」です
似たような条件下で物理の場合(仮に攻撃力50とし敵防御はランク7~8を想定し30)
攻撃力50 + 龍陣5 + 剛腕の腕輪7 = 合計攻撃力62
威力 304 (フライ・バイ等ランク7技)
基本値: 攻撃力 × 威力 × 6% → 62 × 336 × 6% ≒ 1130
攻防差倍率: (攻撃力 - 防御力) × 1.5% → (62 - 30) × 1.5% ≒ 48%
最終ダメージ: 基本値 × (100% + 攻防差倍率) → 1249 × 148% ≒ 1848
※物理は「攻防差倍率が1ごとに1.5%増減(最低-75%~最大+75%)」がかかります
上記のとおり術士は物理キャラほどダメージが出せません
さほど差がないように思えますが物理側がかなり不利な条件で計算してこの結果です(技ランク7・ダクソなし)
具体的には術適性のボーナス倍率が+40%止まりであるのに対し物理の攻防差倍率が+75%まで伸びる点と術の威力が光と闇を除き304止まりであるところから差が付きます
(実際には物理側には大型ボスの防御力が大きく影響し術側にもスターフィクサーや奥義の有無が関わって来るので一概には言えませんが基本的に技威力を術威力が上回れるケースは少ないです)
但し単体火力に限った話であり術士にはどの術属性にも威力304の全体術があるため術士はもっぱら範囲・全体火力を担うことになります
術開発グレード7だと土のクラックが威力304の横断なのでこれを活かしたいところです
メガリス出現! 獣と樹の魔を退けろ!
初の複数同時出現ボス(縦断並び)であり前衛の樹の将魔が壁になって後衛の獣の将魔が初手で攻UPのためるを使うことから縦断・全体技がないと苦戦必至のボス戦となりました
複数出現だけありいずれの将魔もHPは低いためマキ割ダイナミック連打で樹の将魔を速攻で沈めることで実質敵火力が半減しますがどちらの将魔も同時出現なのに全く自重しない攻撃力を誇っていたため攻UPのかかった獣の将魔のステップイン(単体攻撃)1発で防御の低い家臣が即死するほどでした
ネーベルスタン:289/28/23/28/斧/土
同じ斧将で優秀なリヴァイが28/21/28で更に土術が使えるというまさかのリヴァイ越えという凄まじい逸材ですが実際には術士並に低いHPと半端に高い防御が邪魔をしてリヴァイほどの攻速型として伸びてくれない上にHPが500未満になることが多いためリヴァイの上位互換とは行きませんでした
※ジェラールの時に「体術版リヴァイ」と呼ばれたりしたようにネーベルスタンも「リヴァイの相互互換」などと呼ばれたりして攻速型の将は何かとリヴァイと比較されがちですがそれだけリヴァイのステータス配分が優秀だったのです…人類最強は伊達じゃなかった
ネーベルスタンはリヴァイと異なり土術が使えるため攻速型としてお役御免となっても術による支援(特にストーンスキンと金剛力)が使えることからリヴァイよりも幅広く活躍でき攻速型としても支援役としても運用可能というこちらも優秀な将であることには変わりありません
ただわざわざ攻速型に土術で支援させる場面があるかと言うとそうでもなくむしろ術適性のためにHPが犠牲になって(防御力はリヴァイより2高いにも関わらず)より落とされ易くなったとも取れます
またそもそもリヴァイ入手から半年近く経った状態でほぼ類似ステータスのネーベルスタンをいちから育成して実運用するかという点も若干疑問が残ります
但しプレイ開始時期が異なる(もしくはサガキャラだけ使いたい)等の理由で将リヴァイを入手し損ねた場合は念願の攻速型斧将の再入手機会にもなっていますしそうしたプレイヤーにとっては非常にありがたい将だったことかと思います
ハートを掴め! 教授のプレゼント大作戦!
初めて開催されたランキング方式周回イベントであり目玉は上位20%以内で入手可能な帝教授の悪夢のバレンタインハムスターイベントでした
帝教授は通常の帝よりも若干弱いのですが帝なだけあって王や将とは比較できないほどの基本スペックを持ち当然ながら王や将を主力に据えているプレイヤーにとっては垂涎の報酬であったためこぞって帝教授の入手を目指してひたすらイベクエを周り続けました
但し難易度が上がるごとに入手可能なポイントが4倍に増えて行くため絶望級を回せるプイヤーにとっては1日数周するだけで上位に留まることができましたが絶望級を回せないプレイヤーにとっては同程度のポイントを稼ぐためには超級の場合は4倍の周回数を上級の場合は16倍の周回数を要求され戦力的にもリアル生活的にも限界への挑戦を余儀なくされたプレイヤーも多かったのではないでしょうか
そして絶望級を回せるプレイヤーは既に帝が揃っているため通常の帝よりも弱い帝教授は必要なく本当に必要な帝が揃っていないプレイヤーにとっては入手が至難の業という本末転倒な事態にもなりました(…が上位20%とこの手の条件としては破格の緩さだったので頑張れば入手可能でもありました)
教授:305/26/26/23/体術/状態異常耐性
バランス型に近い攻防型で既存の体術将のファランギースやクローディアと比較しても遜色のない性能を持ちますがすばやさが若干低めのため分岐先を練気掌で叩く運用には向きません(不可能なほど鈍足というわけでもないですが)
合流時の戦闘であれば攻撃にも向く他にも十分な防御力と状態異常耐性(35%とされる)から前衛を任せられるだけの耐久力もあります
やはり体術はザコ掃討用の練気掌と対ボス用のサブミッションが便利ですので自ずと教授も練気掌とサブミッション中心の運用方法になるかと思います(と言うか大半の体術家臣はサブミだけ撃っていれば十分強い)
状態異常耐性という目に見えない数値に持ち点を割かれていることもありステータス上は地味ではありますが攻防ともにバランスがよく本編の破天荒ぶりはどこへやら意外なほど堅実な仕事をしてくれます
ただ術なしかつステータス的に尖った部分があるわけでもないため潰しが利かず戦力がある程度充実して来ると真っ先にスタメン落ちする家臣かも知れません
※イベント報酬ということで今回は帝教授についても触れます
帝教授:425/31/31/28/体術/状態異常耐性
[奥義]ときめきオーバードライブ:近接・全体・打・雷・消費SP30
HPこそ平均的な術なし帝の値ではあるものの攻防速の合計は全帝中で最低値の90しかありません(トーマスも合計90ですが術士かつ術士中最高のHP)
バランス型の物理帝だと各ステータス32~34程度は欲しいところですが教授はその水準に届いていません
とは言え合計90は王の中でも3値最高の(ソウジは例外)セキシュウサイと同値でありセキシュウサイは王の中でもHPが低い弱点があるのに対し教授はHPが帝の基準で見ても高い方でありそもそも王と帝では成長機会が5回違うためやはり王以下は届き得ない強さを備えています
また全体奥義を所持しており場合によっては通常の帝よりも使えるケースもあります(但し消費SPが半減しても15と通常の全体技よりもコストが特別に重く設定されているため使い所を考える必要があります)
通常の帝よりも性能の劣る教授は帝が揃ってからは真っ先にスタメン落ちしやすいと思われがちですがサブミッションと全体奥義の存在からかなりの長期間の使用に耐えうる性能を持っています(特に絶望S狙いでは死海魚の群れ相手に奥義をぶっ放す運用など非常に強力です)
うーん
途中で術ダメージ計算式を入れたせいか無駄に長くなりましたね…
失敗だったかなぁ…