インサガEC キャラクター短評(恒常☆5ジャマー編)
インサガECに実装され、私が実際に使用したことのあるキャラクターについて、短評という形にて語ります。
全てのキャラを使ったわけではないことをご承知おきください。
また、キャラクターの性能について下記要領にて評価を付けていますが、キャラクターの優劣を付けているわけではない点をご承知おきください。
S：レアリティの区分を超えて活躍できる(☆3が☆5の出番を奪うなど)
A：その分野のトップエースを張れる
B：その分野で十分にやっていける
C：物足りない
+表記：与えられた役割以外にも用途がある(そのランク内でも上位という意味ではない)
※レアリティの区分について、ボス☆5＞限定☆5＞恒常☆5＞☆4＞☆3とします。(ボス、限定、恒常を分ける。但し☆4の中で限定と恒常の区別はしない)
ヒューズ：恒常☆5
評価：C+
初期実装ジャマーにありがちな、無軌道にあれこれ複数種類のデバフを付与するタイプ。ヒューズの場合、攻デバフメインの速デバフもできる、ただし通常時は攻撃しかやることがないというもの。
奥義と補助スキルで横範囲からのダメージを大きく減らせるため、試練終盤で生き残りたいターンなどでは役に立つだろうが、ジャマーとしては二流以下という感想を抱きがち。
半面攻撃性能は高く普段使いに向くため、基本的には「すばやさが高い準アタッカー、ジャマーとしても一応の仕事はする」と捉えた方が分かり易いか。
ロベルト：恒常☆5
評価：C+
火傷付与型。火傷自体、局所的な活躍しか見込めないためやや厳しいところ。少なくともテルリックバウムと超長期持久戦は使えるが、それ以外はわりと扱いに困る。
ただしロベルトの場合は補助スキルが2種とも有用で、片方は相性デバフ、片方は奥義ゲージ操作と火傷の出番がない場合でも役には立てる。
防御力が高いのでディフェンダー的な使い方をするのも面白いかもしれない。その場合、耐久と焼き尽くすのDoTと攻デバフが噛み合うかも？
ヴェント：恒常☆5
評価：C
ヴェントもヒューズ同様、初期実装ジャマーにありがちな、無軌道にあれこれ複数種類のデバフを付与するタイプ。ヴェントの場合、攻デバフ1種、防デバフ2種、チャージダウン・速デバフ1種とバラバラ。
2種類ある防デバフは奥義+補助スキルなのだが、片や3ターン、片や1ターンのみと持続時間が食い違う他、奥義と補助スキルなので普段使いできなく、他の特化型防御デバッファーと比べると物足りなさを感じる。
防デバフなら☆4コーデリア(奥義で防デバフ50%、補助で防と相性デバフ66.6%ずつ)の方が優秀だし、わざわざとっ散らかったデバフしか撒けないヴェントを採用する意義はあまり見いだせない。
ヴェントやヴィクトールなど攻デバフ持ちだらけで編成すれば単体ボスの攻撃力を0%まで持っていけるが、ネタの域を出ないといった具合。ヒューズと異なり普段使いの単体攻撃がデバフで威力不足のためいまいち使いづらいのも困りもの。
HAKOBIは人生！ 霊槍龍光を装備しても特に何も起こらない。
トーマス：恒常☆5
評価：A
相性・防御デバッファーとして優秀。石突きで相性デバフを与え、補助スキルで防御デバフを与えつつ奥義ゲージと状態異常成功確率を高め、奥義で大幅防デバフを入れる。種族特効あり。
更に余技としてサンダークラップによるマヒも持ち合わせておりシーンによってはそちらも重宝するが、正直3回攻撃の意味はちょっとよく分からない。
やはりデバッファーとして、特に防デバフを付与するのであれば、トーマスのように通常枠・奥義枠・補助枠それぞれにデバフが欲しくなる。そしてトーマスはその条件をきっかり満たし、奥義ゲージも溜め易い。
難を言うならば、連携スキルは状態異常の成功確率アップであってほしかったところ。
クーン：恒常☆5
評価：A
通常行動に攻デバフと防デバフを持ち、補助で防御デバフ、奥義で相性デバフが入る。特効あり。特効範囲が種族ではなく火という属性指定のため、意外と決まる相手は多い。
サブミッションを使う機会はあまりないだろうから、基本的には虎狼砲での運用となるか。
ジャマーとしては状態異常の成功確率を50%増の補助スキルが非常に嬉しい。複数ジャマー運用するときも、デバフ装備の数が足りないシーンなんかでクーンは補助スキルによる自力デバフ付与が活きてきたりする。
また、地味に特性スキルの水のすばやさ+5も高難度の編成時に重宝する。
難点は、奥義が半端に威力が高いため(そして倍率が150%ではなく100%しかない)、デバフを付与してダメージを稼ぐどころかクーンの奥義の時点で片付いてしまうことが多いところか。2ジャマー運用していると稀によくある。
タリア：恒常☆5
評価：C
毒付与型。主な特徴はロベルトやルビィ同様だが、テルリックバウムでの出番がないのは悲しい。
これでも最初期と比べると毒も火傷も威力倍・デバフ追加とかなりの強化が図られてはいるのだが、それでもなお「バフもデバフも関係ないダメージしか与えられない」「そもそも3ターンかけて与えられる追加ダメージが6,000」という時点でバフデバフゲーであるインサガECの勝負の土俵にのぼれてない感は否めない。
一応、補助スキルの防デバフは優秀ではある。また、すばやさダウン効果も強敵相手であればすばやさ調整が追い付かないケースで活躍してくれることもある。(そもそも強敵相手に超長期戦狙い以外でタリアを連れて行くこと自体がまず考えられないが)
ジャミル：恒常☆5
評価：B
メイン攻撃手段としてディレイを持ち、攻デバフと速デバフを備える。
単体ディレイ使いとしては使いやすい。素のすばやさも高い。そのため、敵ボスのすばやさをアタッカーが抜けないシーンなどで「ジャミルだけ速度を集中強化してディレイ付与」とするだけで解決することは多い。もちろんジャミルを入れた分だけ火力等が減ることにはなるが。
ex特性の魔属性の奥義ゲージ25%も含め、色々器用なキャラ。あえて比べると、通常単体の代わりにディレイ付与が可能になったヒューズといったところか。
普段使いはスクリュードライバーが刺さる横範囲でしか運用できないだろうが、それ以外のシーン、すばやいボス相手においては一定の成果を挙げてくれる。
漫然と使っているだけではいまいち強いとは感じられないトリッキーなキャラ。
白薔薇姫：恒常☆5
評価：B
暗闇付与がメインとなる、奥義と補助による防御デバフも可能なジャマー。
肝心の暗闇自体は、乱暴に言えば「ダメージが期待値で半減」なわけで強力なのだが、問題はボス級HPを持つ敵は軒並み暗闇耐性があり、欲しいときにダメージを軽減できないのが歯がゆいところ。暗闇持ちキャラは多くないため、もうちょっとテコ入れというか耐性見直しをしてやっても、と思うところも多い。
補助スキルで防デバフを付与し、自分の連携率を上げて、連携スキルで状態異常の成功確率を高めて奥義を叩き込みたいところ。
奥義の防デバフはデバフ率だけ見ると100%と物足りないとはいえ、ついでにチャージダウン、暗闇付与までしてくれるのだから、流石に高望みか。
地味に奥義でチャージダウンはレア。(星リベルがそうだったりした気もするが)
ルビィ：恒常☆5
評価：C
火傷付与型。主な特徴はロベルトやタリア同様。
ロベルトやタリアと違って防デバフを持たないため、本当に「ただ火傷を付与するだけ」のキャラとなっている。
原作では術使うよりヒロユキともども軽体術していた方がよほど強かった気がするので、是非とも非術士の体術ルビィを出していただきた……いや、ゴメンそれやるくらいなら他のキャラ実装しようね。
ハリード：恒常☆5
評価：S
横範囲スタンが光る。それだけ。それだけなのだが、それが非常に有用。
属性が食い違ったとしても組み込む余地さえありうる。現行環境では通常行動で範囲スタン型はハリードとウルピナのみ。ボスや限定キャラと枠争いをするだけの能力を持つ。
スタンをかけるのであれば速度が何よりも要求されるが、すばやさはそこまで高くはない……のだが、ex特性ですばやさ+15も盛れてしまうため、結果として最速クラスのすばやさをもって範囲スタンをかけられる。
同じく範囲スタン型のウルピナも剣装備のため、コンバット等では紅孔雀の取り合いになる点が不満と言えば不満ではある。
エミリア：恒常☆5
評価：A
相性デバッファー。限定の夢魔エミリアがあまりにもご無体な性能で、ランキングでもだいたいパーティインしているせいでいまいち影が薄いが、通常衣装エミリアも恒常ジャマーとしては充分強力。
補助スキルでも防デバフを入れられる。範囲が単体のみで全て3ターン持続、チャージダウンも備えるため、単体ボス向き。
アセルス：通常☆5
評価：C+
奥義と補助で横範囲の防デバフを付与できるジャマーなのだが、基本的にはスペシャリストには及ばないため、通常行動の縦横範囲を活かした「素早い範囲アタッカー」といった運用でお世話になったプレイヤーも多いはず。
やはりデバフ率や持続ターンで不満が残る。
ただ、アタッカー運用としては使い勝手は良好で、かつex特性の幻の速+5はハリードあたりと相性がすこぶる良いので、ジャマーとしては今一つだが全体として見るとそれなりに有用という微妙なところ。少なくともジャマーとして食っていける枠ではないためCとしているが、実際には下手なB評定のジャマーより活躍の幅は広かったりする不思議な半妖。
モニカ：恒常☆5
評価：S
基本行動に防デバフはないが、奥義と補助技能による防デバフが強力。種族特攻付き。
また、基本行動もスタン付与と範囲ディレイがあり、用途は広い。(汎用性があるとは言っていない)
ex特性の光の速+5も、範囲スタン型のウルピナと相性良好で、2人でスタンをかけ続ける戦術も取れたりする。
真に恐ろしいのは補助スキルで、20%奮起を5ターン付与可能という点。Rankを上げきればモニカがいれば常時+20%奮起を付与でき、5ターンかけて100%ゲージを回収できる他、限定衣装の光シャール(ディフェンダー)にかければ、それはもうとてもとてもすごいことになる。
下手な限定キャラやボスキャラより活躍できてしまうのでは？
ウルピナ：恒常☆5
評価：S
ハリードと類似の縦範囲スタン型。なのだが、ハリードがex特性による最速スタンが目玉ならば、こちらは2回攻撃や防デバフから来る多芸さが売り。
持続ターン数やデバフ率がそれほどよくないとはいえ、防デバフまで担えるのは流石のユラニウス。
にんげんおんな：恒常☆5
評価：C+ (アタッカーとして見るとA+)
どう見ても「暗闇も付与できる全体アタッカー」です本当にありがとうございました。
暗闇の不遇さは白薔薇参照ではあるのだが、流石に全体付与となるとコンバットや試練終盤などでは効果を発揮してくれるので決して無駄ではない。
単体火力の低さが目立つが、地味に補助スキルで威力400単体攻撃が可能。そのターンのバフは乗らないし、5ターンに1回しか使えないのは残念だが。
アザミ：恒常☆5
評価：B
基本は範囲ディレイ型なのだが非常に扱いづらい。同じディレイ型のジャミルと比べると2マスしかディレイできない点が厳しい。
一方で奥義で防デバフ、補助で相性デバフ、ターンの間にスタンと、非常にトリッキーな能力を持っている。
使いこなすのは難しいが、開幕影縛りや防・相性デバフなど多芸。
性能を見るたびに「このシーンで使えそうかも」となるが、結局は「いや、あのキャラの方が向くな」とスペシャリストに道を譲りがち。
ただ、記事執筆時点で横範囲ディレイは(たぶん)アザミのみのため、そういう意味で唯一性はある。
サラ：恒常☆5
評価：C+
何故だろう、ジャマーであることに意義を見出せない。一応縦範囲の攻デバフという意味ではスペシャリストだとは思うのだが。
アセルス同様、「足の速い範囲アタッカー」としての運用がメインになるだろう。ただしアセルスと違い防デバフを持たないため、ジャマーとしての能力はどうしよう感は否めない。
ただ、アタッカー運用の場合は闇属性であることも相まって、「キャラが足りてないからとりあえず」で組み込むのに最適な、序盤に手に入れられれば汎用性の高いキャラ。
一方で、戦力が煮詰まってくると真っ先にリストラ候補に挙がってしまうキャラでもある。
プルミエール：恒常☆5
評価：A
防デバフのスペシャリストとして運用可能。奥義はダメージなしの倍率150%と強力。ここに種族特効あり。
防デバフ関連だけ見ると「マヒが使えないトーマス」みたいな感じではあるのだが、素の攻撃力が高く、道中では横範囲で掃討役を担うこともあるかもしれない。
イスカンダール：恒常☆5
評価：A
相性・防デバフのスペシャリストで奥義は高倍率かつ種族特効ありの防デバフ。
ではあるのだが、補助スキルでのデバフ付与がないため、その点で他のデバッファーより劣る。
ただし、その分奥義ゲージ操作や状態異常の成功確率UP、そして何よりもex特性の精霊・カオス特効付与が強力、またライトニングクイックによる範囲2回攻撃が場合によってはハマることもあり、総合力では負けていない。
余談だが奥義はアビス・カオス特効なのにex特性スキルが精霊・カオスと微妙に食い違っている。とりあえずカオス絶対殺すマンである。
以上。
